放課後等デイサービスの今後
年末から、福岡で障害福祉サービスの不正受給に関するニュースが流れてきました。
真面目に取り組んでいるサービス事業所に対する裏切り行為としか言いようがありません。
『福祉は簡単に儲かる』という甘い考え?思い上がり?でしょうか?確かに、障害者自立支援法施行に伴い、法人格に営利法人も設立可能となったわけですから、福祉サービスは大きく広がりをみせました。これまで、社会福祉法人の独壇場だったのですが、民間の競争原理が入ったことで、社会福祉法人も大幅な改革が必要になりました。
その反面、設立のノウハウばかりが先行し、利潤を追求するあまり、現場で支援を行う職員に対する不当に低い評価が横行し、肝心な障害児・者に対する質の高いサービスは、二の次になっているようにも思います。
そもそも、福祉事業を真面目に行っている事業所さんは、容易に高級外車なんて乗れる人はいません。福祉はそういった事業ではないのです。そんな余裕があれば、どのようにサービスの質を上げていくかが重要なのです。職員の処遇をあげることで、技術をもったスタッフを雇用したり、事業そのものに還元して、サービスの質を上げたり、、、そういったことを真面目にやることが重要なのです。福祉は、信頼と責任が伴います。
そういう意味では、乱立している放課後等デイサービスにも、国は標準を合わせてきました。いよいよかな?という感じです。
以下、ネットからの切り取りです。
厚生労働省は4日、障害のある子どもを放課後や休日に預かる「放課後等デイサービス」について、職員に障害児の支援経験を求めるなど、事業運営の条件を4月から厳格化する方針を固めた。利益優先の事業者による報酬の不正受給や、テレビを見せるだけでほとんどケアをしないといった事例があるため、不正防止や質確保を図る。
放課後デイは、学童保育を利用しづらい障害児(6~18歳)に専門的な支援をする居場所として2012年度に制度化された。施設数が急増しており、全国約8400カ所で約11万人が利用している。
また、厚労省は主に成人の障害者が最低賃金以上を受け取って職業訓練する「就労継続支援A型事業所」も、不適切な運営がみられるため、是正策を講じる。いずれも6日に開く審議会で見直し案を示す。
放課後デイでは現在、じかに子どもに接する指導員に資格要件が定められていない。今後は、社会福祉士の資格などが求められる「児童指導員」や保育士、障害福祉経験者の配置を条件とし、職員の半数以上を児童指導員か保育士とする基準も設ける。
支援計画を作る「児童発達支援管理責任者」についても、現在は障害者に限らず高齢者の支援経験があれば従事できるが、障害児・者や児童分野での3年以上の経験を必須とするよう改める。厚労省が昨年定めた運営指針の順守と、自己評価結果の公表も義務付ける。
就労継続支援A型事業所も参入例が増えており、15年度現在で約3200カ所あるが、訓練実態がないなどの事例が指摘されている。本来は職員の人件費などに充てなければならない給付費で賃金を賄っているケースもある。今後は給付費から賃金を支払うことを禁止する。【共同】
=ズーム=
■放課後等デイサービス 6~18歳の障害児を放課後や長期休暇中などに預かる施設。全国に約8400カ所あり、2015年度は1カ月平均で約11万人が利用した。個別に支援計画を作り、遊びや学習などを通じて発達を支援。定員10人以下の施設で平日に1人を預かると、時間に関係なく1日に4730円が事業者に支払われる。職員が社会福祉士の資格を持つ場合などには別途加算もある。利用料は保護者の収入に応じて変わるが、原則1割負担。残りは公費で賄われる。
佐賀新聞LIVE 平成29年1月7日記事より抜粋
こどもサポートルーム アクア・クレアでは、そういう意味では早い段階で、先を予測した運営を行ってきました。すべては「こどもたちの負担を最小限にするために」という視点で運営を行ってきた結果でしかないのですが、アクア・クレアともに、職員全員が常勤の正社員であり、児童指導員もしくは保育士が多数を占めています。今後の採用も、児童指導員を中心とした採用となると思われますが、質の高いサービス提供を行う上で、スタッフに対する処遇についても順次改善を行っています。(会社案内に明確に記載しています。)
ということで、当たり前に行っている事業体であれば、特に焦る必要もないのですが、もしかすると、通っている放課後等デイサービスさんの中には、空気ががらりと変わっていたり、スタッフに動きがでて、ばたばたしていたりするようになるかもしれませんね。そういった空気感の変化を感じ取るのがこどもたちなので、おだやかに過ごせるといいなと思います。
記事の中にもありますが、「自己評価」も早急に公表したいと思います。同時に、利用者の皆様にもアンケートをお願いすると思いますので、その際には、お時間をいただいてご協力をお願いいたします。
今後とも、運営へのご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。




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