こどもサポートルームアクア・久留米市東櫛原での営業最終日を迎えて

本日をもって、東櫛原でのアクアの運営は終了となりましたことを皆様に改めてご報告させていただきます。


思えば、今から7年前の5月、この地に「株式会社五つ星工房」は産声をあげ、7月に私どもの第1号店である「こどもサポートルーム アクア」は誕生しました。

当時は、市内に数少ない事業所の一つとして、何よりも私たち自身が、『私たちの考える最良の発達支援を』をテーマに、不安と希望を胸にスタートさせた事業所でした。

たくさんの紆余曲折、大きな課題にも直面してきましたが、その度にいろんな方々のご支援ご協力をいただきながら、久留米の事業所として育てていただきました。


開設当初は不安定だった人員配置も、徐々にアクアにおいて経験を重ねるスタッフも増え、今では、事業所の顔として勤務してくれるスタッフにも恵まれました。

アクアのどこにも負けない良いところは、飛び抜けた人材はいないけれど、不器用ながらも全員がチーム一丸となってこどものことを真剣に考え、向き合っていることだと思っています。

こどもを思うからこそ、支援機関とも真剣に向き合ってきましたし、曖昧な態度や不義理な対応には、真っ向から闘ってきたと自負できます。


『地域の最高品質の福祉を目指して』


私たちの法人が抱えるテーマそのものを具現化した事業所こそ、今までもこれからも担うのは『アクア』だと思っています。


今回、私たちは、更なる飛躍のために移転することを決めました。

これまで以上の安心・安全な環境を求めて、自社で建物を所有して、より地域に根ざした事業運営を行うことを選択しました。

令和3年11月1日より、『こどもサポートルーム アクア』の第2幕がスタートします。
















アクアが新たなスタートを切るにあたり、私たちはひとりのスタッフとの別れを経験することになりました。

役員である私たちの次に長く、5年8ヶ月と長年に渡りアクアを支えてくれたスタッフが、今回の移転を機に退職する決意をしました。

はじめての彼女との出会ったときは、本人も20歳代はじめの初々しくも眩しかった元気な女性でしたが、今ではアクアのすべてを理解し、ひとりひとりのこどもたちと向き合う、また、ご家族からの信頼も厚い職員に成長しました。

人一倍頑固で、人一倍真面目で、その生真面目さ故に他の職員にも厳しい彼女でしたが、どこか心配性で、緊張しいで、そして涙脆さも持ったこころ優しい職員でした。

退職の意向を聞かされた時、私自身、どこかその結末を予測しつつも、彼女との「この先、結婚や子育てをしても働ける環境をつくるから」という約束を果たせなかったなと申し訳ない気持ちにもなりました。

彼女が出勤しているだけで、アクアは安心して任せられる頼もしい職員でしたが、残念ながら今回、お別れすることとなってしまいました。

これまでの長年に渡るアクアへの貢献に心から感謝し、本日、アクア最終日に彼女にささやかなお別れ会を催しました。






代表自ら昨晩から料理を仕込み、ビュッフェ形式での食事会を行いました。

そして、スタッフが事前につくったメモリアル動画を流し、こどもたちそれぞれが動画の中で彼女との別れの挨拶をしました。

あんなに小さかったこどもたちが、自分の声でわかれの挨拶をしているシーンに、他のスタッフももらい泣きしていました。

何より、こんなにもおだやかで、笑顔で別れを迎えることができたのも、みんな彼女を受け入れ、信頼し、頼っていたからにちがいありません。




彼は、現在、アクアの利用は行なっていないのですが、彼女の出勤最終日を聞きつけ、お母様と一緒に駆けつけてくれました。
これも、彼女の人徳であり、これまでの彼女の本人とご家族への信頼の賜物です。


本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。


さて、週明けからあらたな環境でのアクアがスタートします。
しばらくは私たちも試行錯誤が続きそうですが、これまでと変わらず「こどもサポートルーム アクア」は、こどもたちを笑顔で迎え入れたいと思います。

引き続き、ご理解ご協力を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします!







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